Moon Child

　太陽はとうにその姿を隠したというのに、大気はまだ昼間の熱を残していて
「眠れない……」
　トレーニングの時間にはまだ早いけれど、ヘルメットとエアシューズを片手に部屋を抜け出した。
　廊下の軋みに住人の目を覚まさぬよう気を使いながら建物を抜け出すと、
愛車へと向かう。
「まだ、メンテしてなかったわね。――夏が過ぎたら、オーバーホールしよう」
　エンジンをかけ、アクセルを吹かす。
　まだ日が変わって間もない町の中を、山へ向かった。

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そんなわけで。

悩んだ末に「呪言士」を選んだ。

でもこれは決定じゃなくて、
いくつか出てきた選択肢の中のヒトツ。

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『闘う』という事に対して、
以前とは考え方が変わってきたように思う。

でも、今は

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先日、結社を解散した。

主な理由は、自分が上手く時間配分が取れなくて、
運営に手が回らなくなったこと。

それと、そんな結社が、人様の大事な１枠を埋めていていいのかと思ったこと。

とはいえ

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新年になって数日。
このハティさんに貰った日記帳は、年が変わっても使っていくつもり。
これからも、楽しいことで溢れていくといい、な。

それにしても、バイクで調子に乗って東北まで行ってたけれど…
やはり吹雪は辛かった…。
風邪ひかない自分に驚愕。

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